マザーシップUNIQLOよ永遠なれ(シャツ買った)




ユニクロって緊張しなくて好き

「お前はユニクロしか行けないのか」と兄に言われたことがあったが、実際面と向かってそう言われると、「そんなわけないやんけ」とムキになってしまうのは何故だろう。実際のところ、なんやかんやユニクロばっかり行っているのは否定できない。
その割には店内に入るとユニクロに対する文句の数々を吐いてしまう。どの服もちゃんとチョイスすれば結構いい感じになるだろう商品に対して、粗やマイナスポイントを見つけると「これはないよねえ」みたいな他の店では言わない感想をその場で言いたくなってしまう。
このユニクロに対する「お前は何様だ」と思われそうな文句を言いやすいのがユニクロの魅力なんだと思う。

なそのようにイケてない人間が「ユニクロはださいなあ」的な上から目線したくなる「自分>ユニクロ」の雰囲気作りをユニクロはしてくれていて、もしおしゃれな雰囲気でツンツンした感じが醸し出されたら、もう一人ではユニクロに行かなくなってしまうだろう。

4月からの大学専門学校などの新一年生の一部ぼっち予備軍の方々もきっとこんなユニクロに救われているんじゃないかな、となその大学一年生時代を思い返したりする。なそが大学一年の時は何をどこで買えばいいか分からず、関東には原宿ぐらいにしかユニクロがなかったので、ジーンズメイトっていうお店で何とか平均に近づくように頑張った思い出がある。

マザーシップUNIQLOへ帰っていく

ユニクロは、自分の馬鹿話を聞いたり、蒸しタオルを何枚も顔に乗っけたり、肩をもんだりして、偉くなった気分を味わえる床屋みたいなものなんだな。あるいは文句ばかり言ってるけどいないと生きていけない母親みたいなもんなんだな。

普段ユニクロを下に見たり馬鹿にしたりしつつ、何度でもユニクロに戻っていく。これからも生活の母艦としてそして命綱として他の人と被らない豊富なラインナップを作り続けてほしい。

本題 こんなシャツを買った

そんなわけで今日もユニクロに行き、たまたまつれの女性がこのシャツならいけると言ったもので、そのシャツが1,390円(税込み)とお安いのもあって購入しました。

このシャツであれば、なそが持っているすべて黒系のズボンでも大丈夫だろう。インナーはそれなりに軽やかな色合いで行けば、きっと可もなく不可もなくのレベルには行けるし、連れの女性が「いける」って言った言葉を信じればもし何か間違ってもなそは強い心で生きることができると思う。

できればコーディネイトの全体像を写真に撮って、世界の批判の目にさらしてみたいのだが、なそが一人ファッションショーをしている時に写真を撮ってくれる人がいないと始まらないのだ。

全体像はこちら
【参考記事】これが私のUNIQLOです




 

ファッションの基礎を若いうちに教えてほしい(政府へ)

また関係ない話だが、なそは大学生になるまで私服を殆ど自分で買ったことがなかった。家庭の教育方針として被服にお金をかけるのは愚か者と両親は信じており、タンスに山のように詰まっている祖父祖母のおさがりを着るようになそは言われていた。そんなこと言っても、現代でそれは無理だ。それじゃあ友達関係とか結構つらいし、いじめられちゃうよ、と親に泣きついた。
親の返答は、「文句を言ってくる奴があったらそいつに服を買ってもらえ」であった。高校の詰襟制服のワイシャツの下に皆はTシャツを着ていたんだけど、なその下着だけは、高度成長期のおじさんみたいに首がU字の形をしたランニングシャツが透けて見えていた。
どうにもならないので、高校卒業まではいつも学生服を着ていた。高校の体育祭の打ち上げとか部活の試合の後の打ち上げとかの私服行事はすべて行かず、数少ないデートも学生服のみだった。

そんな男が大学生になって上京した途端、私服は自分で買わないといけない状況になってどんなに苦労したことか。そもそもファッションの基礎みたいなのがわからないし、普通のちゃらついた若者らと同じ格好をしたくないという面倒なプライドもあった。さらに高校時代は現実逃避のためにヘビーメタルに心酔しヘビメタ専門誌「BURN!」という雑誌ばかり読んでいたのが最悪だった。その雑誌の登場人物はほとんどメタルTシャツに革ジャンを着ており、髪の毛はワンレンみたいな長髪の男性ばかり。ファッションについて全く分かっておらず浮世離れした大学一年生なそは、「IRON MAIDEN」と骸骨が描かれたメタルTシャツと革ジャン風のジャケットとその他トンデモない服を買い、何となく髪の毛をぼうぼうに伸ばしていく方向性になってしまうのは当然の帰結であった。

なその青春は服装によって失われた。服装ごときで人格や友達や何もかも変わってしまった。あの時、せめて当たり障りのない普通の恰好をしていれば話しかけても無視されることはなかったかもしれないし、もしかしたら話しかけられたかもしれない。もし話かけてくれたなら僕はその人を大切な友達として大事にしたと思う。

国家権力が介入すべきでもなく、できもしない分野だが

政府が個人の服装に口出しすべきでなく、国民の多くは勝手に各々のファッションを楽しんでいるだろう。しかし、①服を買う時は基本的なアイテムが揃うまでは奇抜な物を買わない、②分かってないなら普通のジーパンと普通のシャツ買うべき、③ジョーダンが云々とかいうバスケットシューズはあるけど、それも普通の靴を持っている人が買うもの、とか基本的なことを親が教えてくれない家庭もあるし、変な服装だと友達ができないから友達も教えてくれないし、服装によって人生の格差が生じてしまいます。これは国の不作為による幸福追求権(憲法13条)の侵害と言えないだろうか。

他人と同じでは嫌だという自意識が芽生える前の小学生の頃と、高校卒業前に一種の弱者保護としてのファッション基礎講座を受けたかった、と思います。

そんな思いもあり、ユニクロで買ったありふれた商品でもここで紹介したり、コーディネイトの失敗・成功についてもお伝えしていきたいと考えています。ごきげんようさようなら。