格安シム移行手続き備忘録メモ(SOFTBANKからMINEO)

実質買い物




なそはiPhoneSEというスマートフォンをMINEOという格安SIMのカードを使って通信している。

2年近く前にSOFTBANKからMINEOに移行した。
最初は不安だったが、気づけば2年弱不満なく使っている。特に、最初の頃は2、000円前後の引落金額を通帳で確認するのが興奮したし、高くても2,500円ぐらいの引落なので、結果的にSOFTBANKに払っていた毎月1万円弱の料金はなそにとってはあまり必要がなかったと感じる。

【図】MINEOの毎月の引落額(マネーフォワード携帯電話分析画面)

この表は実際のなその毎月の携帯電話料金です。上段が請求額です。
基本料金1,800円プラス通話料で毎月2,300円前後で落ち着いています。
そういうわけで、結構MINEOを気に入ってます。また興味ある人も多く質問されることもあるため、備忘録的に格安SIM移行の流れをメモします。
ただ、2年近く前の話なので、当時のこととしてという但し書き付きになります。




①まずは格安シムの会社研究

MINEOをはじめ他の格安SIMの会社との比較を行う。
他の格安SIMの中でも通話かけ放題定額はないようだった(当時)。5分という制限やアプリを利用するという制限・条件が必ずある。通話に関してはあまり差がないと感じた。

通話は重視しないので中途半端な価格帯よりも安い方がいいと判断。しかしMINEOにする決定打は特になかった。何かに決めなきゃ進まないという理由で適当に決めた。お昼時の皆が使う時間はとても遅いという評判以外はそこまでネガティブなものがなく、サイトの印象とかで決めた。

②MINEOで今の携帯が使えるか、が最初の問題点

    A:使える

→手持ちのスマホのSIMロックを外せるかをまず調べる。これはSIMロックという文言と機種名でググればすぐわかる。外せるなら、MINEOの公式HPで対象機種かどうか確認する。MINEO対応なら、手数料以外はかからない。

    B:使えない

→手数料に加えてスマホ購入代金もかかる

なその場合は、使えなかった。
softbankで購入したiPhoneSEのSIMロックは外せないのでMINEOで使うことは不可。スマホを新規購入する必要性あり。

③要新規購入の場合、どの機種にするか検討、それがMINEOで使えるか確認

→選択肢としては、
A:MINEOセット端末を購入するか
B:MINEOに対応しているSIMフリー端末を購入するか
の2つ

なその場合は、SIMフリー端末の購入。
MINEOが出しているスマホは安いし評判はいいのだが、なそはiPhoneが好きなのでiPhoneSEを検討。MINEOの公式サイト上で使えることを確認

④電話番号を引き継ぐか否か

A: MNPで引き継ぐ
B:新規契約して新番号にする
なそは電話番号を変えたくないのでMNP。
なその場合、MNP転出で事務手数料が10,000円ぐらいかかった。
マイネオ側ではMNP転入と新規で区別を設けてはいなかった。

⑤新たにスマホ購入すると、得になるのか検討

なその場合、アイホンSEを新規購入し、ソフトバンクへ違約金を支払うと、イニシャルコストが80,000円発生する。
MINEOにすると最初大きな金額、80,000円ほど発生。
(内訳)
  端末購入代金                       65,000円位
  ソフトバンクに払うお金 10,000円位
  マイネオに払うお金           3,000円
イニシャルが大きいので、あとはランニングコストで損か得かの判断をする
MINEOの場合     2,440/月(ランニングコスト)
                +80,000円(イニシャルコスト)
SOFTBANKの場合 8,400円/月
MINEOのプランは、3ギガの1,800円/月にするので多めに見積もって2,440円/月で計算する。
SOFTBANKを続けた場合に少な目に見積もって8,400円/月で計算する。
こんな感じでシミュレーション
すると13か月目にMINEOの累計支払金額がSOFTBANKを下回り、その24か月後にはMINEOのほうが14万円お得になると、シミュレーション結果が出た。
14万円お得になるなら、途中でiPhone失くしたり壊したりしても2台は買いなおしできるわけで、もうマイネオにしようと決断。
ランニングコストが安いのは年単位で見ると大きな差が生じるものです。

⑥手続きに入る

流れとしては、
ソフトバンクMNP転出申出→マイネオ申し込み→iPhone購入
→マイネオSIMカード有効化によりソフトバンクSIMカード無効化
Ⅰ:
まずソフトバンクに連絡。オペレーターが良かったのかすぐ終わる。ソフトバンクによるとマイネオの電話が開通した時点でソフトバンクが使えなくなるとの説明で、日常の利用に支障なし。
Ⅱ:
ソフトバンクからMNPに必要な情報が届き次第マイネオに申し込み。HP上でクレカ番号入力免許証アップロード。
あと、アップルストアでSIMフリーのアイホンを購入。どちらも3日以内に届いた。
Ⅲ:
マイネオから届いたのは、MINEO用の小さなSIMカード。これをiPhoneに差し込めば利用できる。
Ⅳ:
SIMカードはとても小さくてアイホンに装着するのは難しい。最初焦ったが、YouTubeで一般の誘導ビデオを見て10分ぐらいで完了。ほどなく利用可能になった。
その後数日はソフトバンクのアイホンも利用できていたが、忘れた頃に電波を受信しなくなっていた。
これで完了。

2年近く使った感想

家にWi-Fiあるし、普段移動は多くないし、通話も多くはない。仕事で使ってる訳でもない。移動中に動画はほぼ観ない。という、なそのような人は問題なく利用できると思う。
確かにお昼時12時台は、かなり遅い。1Mbps出ているか怪しい時もある。13時を過ぎると、あまりストレスを感じないが、例えばツイッターの画像・動画が1分くらい待たないと表示されないという状況にはなる。そのお昼時も、テキスト中心のサイト閲覧であれば「使えない」という言葉が出るほどひどくはなく、ご飯片手にいじるのには、なそは不便はしていない。
なそがよく電話する相手が3大キャリア会社のかけ放題プランに入っており、いつも掛け直して貰えている、という点は言及しないとフェアではないかな。
大学生ぐらいだと、毎日何やかんや電話するだろうし夜通し電話することもあるだろし、それを全部LINE通話にする覚悟がないとマイネオにする意味はあまりないかも。自営業者は電話は命だろうから3大キャリアの方が安心と思う。
なそは会社員なので拘束時間内にはスマホをいじる時間が少ないし、通信量3ギガプランだが一度も使い切ったことがないユーザーなので、結果的になそには向いていたと思う。

万人には向かないけど、条件があう人にはお薦め

MINEOをはじめ格安SIMについては、全員が移行しても全員が幸せになる訳じゃない。
なその会社の主婦パートさんなどは、電話料金の圧縮を希望しつつも、格安SIMを調査する時間が取れずずっと気になっているそうだが、家族割等のサービスを既に受けていて、MINEOに移行してもそんなに変わらないかもしれないし、使い方によっては不便になるかも知れない。

ケースバイケースなので、各自ゆっくり調べて問題ないと確信してからの移行で問題ないと思います。